レーザー光凝固術(その他レーザー治療)

眼底の病気の進行を抑えるレーザー光凝固術(網膜光凝固術)

眼底の病気の進行を抑えるレーザー光凝固術レーザー光凝固術は、眼底の疾患の進行を抑える治療として有効とされています。新生血管が生じるのを予防したり、すでに生じている新生血管をレーザーで焼き潰して出血を予防していく治療です。

レーザー光凝固術(網膜光凝固術)が有効な疾患

網膜光凝固術は、糖尿病網膜症・網膜静脈分枝閉塞症・網膜中心静脈閉塞症・網膜裂孔・中心性漿液性脈絡網膜症などの眼底疾患に対して有効とされる治療方法です。糖尿病網膜症によって無血管領域が発生してしまった場合、事前にレーザー治療を行うことで、新生血管の発生を防ぐことができます。

その他のレーザー治療

毛様体光凝固術(CYCLO G6)

毛様体光凝固術(CYCLO G6)毛様体光凝固術・CYCLO G6とは、マイクロパルスP3プローブ(Gプローブ)といって、レーザー本体を指します。連続波の照射時間をより短くすることで、侵襲が少ない治療とされています。合併症の発生率が低く、さらに重篤な合併症がないのが特徴です。さまざまなステージの緑内障に適応し、眼圧降下を得られます。

CYCLO G6の有効性

眼圧上昇の原因である房水生成と流出に対して、房水産生を抑制し、房水流出を促進させる効果が期待できます。緑内障のさまざまな病型で眼圧降下が図られています。

CYCLO G6のメリット
  • 非切開・非観血治療のため低侵襲な治療である。
  • 重篤な合併症がなく、合併症の発症率が低い。
  • さまざまなステージの緑内障に適応している。
  • 反復治療が可能。
  • 薬物治療との併用が可能。
  • 外科的手術後の眼圧コントロールが可能。
  • 非切開のため、効果が得られなかった場合は外科的手術へ移行できる。

マイクロパルス閾値下凝固治療

従来の光凝固術では、網膜に凝固斑が残ってしまい、その拡大によって視力低下や視野障害を引き起こしますが、マイクロパルス閾値下凝固治療は眼に優しく、治療による侵襲が非常に少ないレーザー治療です。

マイクロパルス線維柱帯形成術(MLT)

緑内障の治療において、点眼薬治療を行っても十分な眼圧低下が見られない場合には、レーザー線維柱帯形成術によって眼圧低下を図ります。マイクロパルス線維柱帯形成術は、レーザー線維柱帯形成術のうちレーザーの種類で3種類に分けられるひとつです。
一般的な線維柱帯形成術(ALT)と選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)・マイクロパルス線維柱帯形成術の3種類があります。

レーザー虹彩切開術(LI)

緑内障のうち閉塞隅角緑内障は、眼内の房水の出口となる虹彩周辺の隅角が狭くなり、完全に閉塞することで眼圧が急激に上昇します。この場合、レーザー虹彩切開術で虹彩に穴を開けて、隅角の閉塞を予防したり、解除したりして眼圧を下げていきます。

YAGレーザー後嚢切開術

YAGレーザーは、後発白内障切開術や、緑内障におけるレーザー虹彩切開術において使われます。後発白内障では、水晶体後嚢にある細胞の増殖によって混濁しますが、この水晶体後嚢にYAGレーザーを当てて混濁物質を飛散します。痛みはほとんどなく、治療も5分ほどで完了します。
この場合、一度治療を行えばほとんど再発することはありません。

TOPへ戻る
松山眼科クリニック(四條畷市) TEL:072-395-2881松山眼科クリニック(四條畷市) TEL:072-395-2881 松山眼科クリニック(四條畷市) 24時間WEB予約松山眼科クリニック(四條畷市) 24時間WEB予約 松山眼科(大東市) TEL:072-874-7577松山眼科(大東市) TEL:072-874-7577